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韓国語では、ぼったくられることを
바가지를 쓰다
といいます。
바가지というのは、박(ふくべ)というウリ科の植物の実をふたつに割り、中の実を繰り抜いたあとに乾燥させて作った器です。
李氏朝鮮時代の開化期に中国から伝来してきた십인계という名前の博打にこの바가지が使われたそうです。
십인계は10つの바가지に1から10の数字を書いて、ひっくり返して数字が見えない状態にします。
そして、博打の"親"が指定する数字を予想するのです。
"親"が指定する数字を当てられた"子"は、他の"子"の賭金を全てもらいます。
いずれの子も数字を当てられなかった場合には、親が全ての"子"の賭金をもらいます。
この博打から바가지를 쓰다で人の利益を奪う、さらに転化して、ぼったくられるとなったそうです。
この表現、〜를 쓰다という形で使われるため、ぼったくるほうかと勘違いしがちですが、
ぼったくるほうは、바가지를 씌우다と言いますので、勘違いしないように注意して下さい。
例文:
A:어젯밤 택시 집까지 10만원이었어. (昨日の夜、タクシー代10万ウォンだったよ)
B:10만원? 니가 완전 바가지 썼네. (10万?それは完全ぼったくりでしょ)